グッレ・バズッガU

図:グッレ・バズッガU全体像


惑星モトゥブに本社を置くテノラ・ワークス社の開発したグレネード、グッレ・バズッガ。
その重量感のある外見や高いスペックから多くのマニアもいる武器の1つである。
そのグッレ・バズッガを大幅改良及び発射システムの根底からの変更を行ったのがグッレ・バズッガU(ツヴァィ)である。
グッレ・バズッガU[以下バズッガUと記す]は、テノラ・ワークス社の正規品のグッレ・バズッガ[以下バズッガと記す]に改良(ほぼ新造と言っても過言ではないかもしれないが・・・)を加えたカスタムモデルだ。

1番の大きな変更点はその発射システムにある。
正規品のバズッガは従来の武器と同じくフォトン弾を打ち出す仕組みになっているが、バズッガUではテノラ・ワークス社が開発したフォトン圧縮による爆発で実体弾を高速で打ち出すシステムを採用した。
もともと正規品のバズッガにはフォトン弾の威力向上の目的で複数のフォトンリアクターが搭載されていたが、バズッガUではその複数のフォトンリアクターを擬似的に暴走させた状態で爆発させ、大型の実体弾を外部に射出する仕組みになっている。
これにより他の銃器を凌駕する破壊力を得たが、その分問題点も多数見受けられる。

第一に、専用の実体弾を打ち出すため、弾薬そのものに生産コストが大きくかかってしまうということ。
第二に、発射時の反動が想定していたものより数段に大きかったこと。
この問題を解決するために急遽本体下部に大型のアンカーが増設されたが、それでも使用者に与える負担はかなりのものであるとされている。
第三に、長期間の仕様不可及び本体メンテナンスが大変であるということ。
バズッガUは発射時に本体バレルが異常加熱される現象が起こり、連続で長期使用すると砲身焼けを起す危険性があるとされている。
そしてもっとも問題なのが、安全性が確保されていないということである。
そもそもフォトンリアクターを擬似的ではあるが臨界点を突破させ暴走状態にさせて使用されるため、いつ、どのような事故が起こるともわからない状況なのである。また、本体バレルは発射字に加熱され、それも事故の危険性があるとされている。
高い破壊力と引き換えに多くの問題点をもつこの武器は、いまだ扱いこなせる者がいないとされている。

(提供:ナイトメア工房   ウェポンコレクションシリーズNo.03 グッレ・バズッガU

2007/12/30ブログ発表

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