開発コード：エス・パダ　　（Ｔ−Ｒｅｘ型

スペック

全長/22.8m
全高/11.8m
重量/108.2t
最高速度/280km

〜設定〜惑星Ｚｉの暗黒大陸を構成する２つの大陸『ニクス』と『テュルク』。ニクスでは帝都ヴァルハラ中心でプロイツェンが反乱を起こし、大多数のガイロス戦力を巻き込んだブラッディデスザウラーの崩壊により帝都は陥落の危機に瀕していた。一方、西方大陸エウロペでは鉄竜騎兵団と名乗るゼネバスの残党がヘリック首都ニューヘリックシティに侵攻をはじめ惑星Ｚｉは混沌の道を辿っていく。危機感を覚えたガイロス技術陣は惑星Ｚｉ大異変により廃墟と化した暗黒大陸「テュルク」に調査団を派遣。テュルクの劣悪な環境のなかでも活動を続けていたティラノサウルス型野生体の捕獲に成功する。捕獲され育成された個体はニクスに生息するフューラー野生体と同種の野生体が別の進化を進んだかのように酷似しており、テュルクの悪環境に耐えうるためか並のゾイドを遥かに凌駕する強靭な生命力を持っていた。開発陣はこの機体に無粋な射撃武器の装備は相性がよくないとし、２振りの大刀を装備。またＴ−Ｒｅｘ型の伝統として口腔内に拡散荷電粒子砲を装備した。大刀を背負ったその姿から刀剣の意味をもつ「エスパーダ」の名を冠されたこのゾイドは、後にゾイド核培養され少数がロールアウトされたが、コピー機はオリジナルの数十％以下の性能しか発揮できぬまま最終的には自己崩壊を起こし死んでいった。オリジナルが生存し続けていられるのはテュルクの悪環境と野生体の生命力が起こした軌跡なのかもしれない